皆様こんにちは。
外注化(差別化)Amazon物販、専門コンサルタントのイワイです。
前回の記事では、転売やせどりから次のステージへ移る方法をご紹介しました。
今回は、メーカー仕入れを判断する4つの基準についてお話ししたいと思います。
当面の利益率だけではない、長期的な視点で判断する方法をご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
この記事はこんな人におすすめです。
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長期的な取引ができるメーカーに巡り合えていない人
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メーカー仕入れでも価格競争に巻き込まれている人
メーカー仕入れを開始するべき?- 4つの判断基準
メーカー仕入れに移行した人は、「どのくらいの利益率なら取引を開始して良いか?」という疑問を持つでしょう。
私の意見としては、たとえ5%でも利益が出るようであれば、取引を開始して良いと思います。
しかし、判断するにあたって下記の要素をしっかり検討するようにしましょう。
- メーカーが簡単に商品を卸すか
- セラーの数は多いか少ないか
- 価格競争に悩んでいるか
- 自社ブランドを大切に育てていく意思はあるか
メーカーが簡単に商品を卸す場合
先ず1についてですが、メーカーが簡単に商品を卸すようなら、利益率が20%でも辞めた方が良いでしょう。
なぜなら、そうしたメーカーの商品はすぐに価格競争に陥るからです。
しかし、もしメーカーが価格競争を望んでおらず、自社ブランドを大事に育てていきたい気持ちがあるなら話は別です。
セラーの数が多い場合
次に2についてですが、セラーの数が多い商品も基本的には避けるべきです。
なぜなら、これもやはり価格競争に陥りやすいからです。
セラーの多いメーカーはEC市場に対しての知識を持っておらず、ECに関してはあまり関心がない場合が多いです。
メーカーが価格競争に悩んでいる場合
続いて3についてですが、メーカーが価格競争に悩んでいる場合はチャンスです。
そのような場合は、セラーの限定化などで解決できる旨を伝えてみましょう。
もし価格競争が解決できれば、適正な利益を得られる可能性が高いです。
メーカーが自社ブランドを大切に育てていく意思があるか
最後に4についてですが、これが一番大事です。
なぜなら、自社のブランドを大切にしていく意思があるメーカーは、たとえセラーが多すぎて価格競争に陥っても、解決策を教えればその通りに実行する場合が多いです。
私も、最初は利益率5%が価格競争を解決して25%まで伸びたという経験をしました。
そのメーカーとは今でも良いお付き合いをしており、取引は2年以上になります。
取引をするべきかどうかは利益率ではなくメーカーの思い
結論としては、利益率だけを見て、取引を開始するか否かを決めるべきではありません。
寧ろ、メーカーの方針、考えや思いを参考にしましょう。
「自社ブランドを大切にし、適正な価格で販売をしていきたい」
というメーカーであれば、どんなに価格競争が起きている商品でも交渉によって利益を出すことが可能です。
これが分かっている上級セラーは、たとえ利益がトントンでもメーカーから商品を仕入れる場合もあります。
以上のことを参考にメーカーとお付き合いをしてみてください。