皆様こんにちは。
外注化(差別化)Amazon物販、専門コンサルタントのイワイです。
前回の記事では、月利100万円稼ぐのに必要な3つのことについて考えました。
今回は、意外と知られていないアンダーバリューについて見ていきましょう。
このアンダーバリュー、本当の恐ろしさを知らない人も多くいます。
もしあなたが、「アンダーバリューって何?」と思ったら、注意!必ず読んでください。
この記事はこんな人におすすめです。
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アンダーバリューについて詳しく知らない人
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Amazon輸入物販を行っている人
知っていますか?アンダーバリューの恐ろしさ
Amazon輸入業をしているのであれば、アンダーバリューには必ず気を付けましょう。
このアンダーバリュー、「知らなかった」では済まされません。
最悪の場合、廃業にもつながります。
ですから、必ず読んで、参考にしてください。
アンダーバリューとは何か
アンダーバリューとは、インボイスの表示価格を実際の取引額よりも安く表示させ、関税や消費税の支払いを抑えることです。
言うまでもなく、不正取引の一つです。
関税法違反になり、刑事罰の対象となります。
インボイスの改ざんは絶対にやってはいけません。
しかし、自分では自覚なくアンダーバリューをしてしまっているパターンもあります。
注意!知らずにアンダーバリューをしてしまっている?
例えば、中国メーカーから仕入れている商品などの場合、メーカー側でインボイス価格を安く表示させている可能性があります。
中国は納税意識が低いので、こうしたことが普通に起こります。
更に、相手は良かれと思って(こちらの為を思って)やっている場合もあります。
しかし、日本の場合脱税はとんでもないペナルティが待っています。
そして、毎年その制裁で中小企業がつぶれています。
- 「なので、申告価格の改ざんはやめてほしい」
- 「正義感で言っているわけでなく、会社を守るために必要なことだから、絶対にしないでほしい」
と相手方に伝えましょう。
アンダーバリューってバレないんじゃないの?
とは言え、アンダーバリューはなかなかバレないんじゃないか?
と思っている人もいるかもしれません。
結論から言うと、バレます。
なぜなら、税関では通関した商品の種類や価格を一元管理するシステムを使っています。
つまり、日本全国のデータを一箇所に集めて管理しているわけです。
なので、
- この商品は大体いくら
- 相場はいくらくらい
という基準があります。
もし、その基準を大きく外れている商品がある場合、税関職員から連絡が来ることがあります。
そして、その連絡に対してしっかりした回答や対応をできなかったり、そうしたことが積み重なると、税務調査の対象になります。
最終的に、税務調査によりアンダーバリューがバレると、重いペナルティーが待っています。
本当に恐ろしいアンダーバリューの4つのペナルティ
アンダーバリューが税務調査で発覚すると、どのようなペナルティがあるのでしょうか?
4つ見ていきましょう。
1.過少申告加算税
これは、増差税額×10~15%の支払いを求められます
増差税額とは何でしょうか?
増差税額とは、申告漏れ修正後の税金と元々の税金との差の金額です。
このペナルティーは、「うっかりミス」若しくは「見解の違い」であると判断された場合に適用されます。
2.重加算税
これは、増差税額×35%の支払いを求められます。
この支払いはかなり厳しいものとなります。
そして、アンダーバリューの性質上、故意で行ったと判断されてもおかしくない場合のペナルティです。
3.延滞税
基本的に、アンダーバリューをしてもすぐに税務調査が入るわけではありません。
大体数年後に調査が入ります。
そして、恐ろしいことに、延滞税としてとんでもない金額を請求されます。
延滞税は、
- 納付期限から2ヶ月の間→年率7.3%
- 納付期限から2ヶ月以上→年率14.6%
となっています。
この年率はとんでもない率です。
それだけではありません。
ここに重加算税が加わるのです。
ですから、本来支払うべきだった税金の倍以上の金額を支払う羽目になります。
4.ブラックリストに載る
もし税務調査が入り、悪質なアンダーバリューをしたと評価されたら、もちろん税関に記録が残ります。
それゆえ、今後の通関が厳しくなります。
最悪の場合、輸入業をつづけるのが難しくなることもあるのです。
いかがでしたか?
これは最悪の場合廃業に繋がるかなり大事なことです。
ですから、絶対に覚えておいてください。
真っ当でないビジネスは長続きできないようになっています。
油断せずに、コツコツと真っ当なビジネスを続けていきましょう。